2021/06/22 12:04

岐阜には四季を通じて多くのお祭りやイベントがありますが、

夏の代表的なお祭りといえば「郡上おどり」ではないでしょうか。


「郡上おどり」とは郡上八幡町で行われる盆踊りで

例年7月9日から9月3日まで、計32夜踊る日本一長い盆踊りなんです。

そして、お盆の4日間は「徹夜踊り」と言われ、徹夜で踊り明かすというものがあります。




ずっと参加してみたいと思っているのですが

今年も残念ながらコロナの影響で中止となり、オンライン開催となるようです。



今回は、「郡上おどり」をテーマとした『郡上八幡天然水サイダー』の

パッケージデザインができるまでのストーリーをご紹介します。


始まりは、既存のサイダーに6本入りパッケージを作りたいという

お話をいただいたことからでした。


既存のサイダーのラベルはレトロなデザインで

そのデザインに合わせたパッケージを考えるのかと思ったら

ラベルデザインを変更しても良いと言われ・・・。




こちらが既存のサイダー↑



それなら!ということでラベルデザインから始めました。


「郡上おどり」のことは、お話をいただいて初めて知り、もちろん参加したこともなかったので

まずは郡上八幡町にある郡上八幡博覧会に視察に行き郡上踊りをリサーチしました。


夏の夜、大勢の踊る人たちが動くシルエットが印象的で

ラベルデザインにシルエットを表現するのはどうかとアイデアを練りました。


サイダーには「踊る炭酸」というキャッチフレーズがついていて

デザインとしてどう表現するかを考えた時

炭酸の泡が踊っている様子(=踊る炭酸)を、ドットで表現したいと思い

ドットもデザインモチーフに加えることに。



そしてできたのがこちらのラベルです。





また、郡上踊りには曲目が10種もあり、踊りに違いがあることを知りました。


せっかくだから6本入りパッケージで10種の踊りを紹介したいと思い

パッケージのデザインコンセプトを「踊り図鑑」として、

10種の踊りの代表的なポーズを郡上踊り保存会の方監修のもと

イラストレーターきいろの戸口さんに描いていただきました。


いずれラベルも10種の踊りラベルを作りたいと考えると

6本入りでなく、5本入りにしておいて、2セット購入すると全種類揃うようにするため

6本入りから5本入りに変更。


パッケージの形状は、お土産として持ち帰りやすい形状を考えてカバン型としました。


パッケージ正面



パッケージ裏面



パッケージを開封するとこんな感じです。


もう1商品手ぬぐいで包んだ2本入りの商品があるのですが

長くなってしまったので、それはまた次のブログでご紹介します!